| 知る旅、感じる旅…蘇州有情 |
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明清文化の中心、水の都蘇州は文人士大夫文化の香りを残す街。 こだわりパーソンにこそ紹介したい、こころに残る本物の旅をご提案。 |
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====================================================================☆ 蘇 州 有 情 ☆ 第117号 2006/11/10 http://www.china-yuyuclub.com/(『蘇州有情』サイト!!) http://love-sosyu.at.webry.info/(『蘇州食楽人』ブログ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━o。. .。o○○ ◆ 貝律銘設計、蘇州博物館新館待望オープン♪ http://china-yuyuclub.com/szinfo/museum/sz_museum.html
==================================================================== 蘇州が待ちに待った新しい近代的な蘇州博物館新館が 3.39億人民元(50.9億円)をかけて、10月6日、中秋節にオープン!!
■建築大家、貝律銘の最後の夢
設計を担当したのは、「蘇州有情」でも以前ご紹介しましたが、
世界的にその名を知られる建築デザイナー貝律(ぎょうにん偏なし)銘。
ルーブル美術館のガラスのピラビミッド、
ニューヨークメトロポリタン美術館の東館、
香港の中国銀行ビル等、
手がけた建築物の少なからずが話題となり、
日本でも良質な美術館として、美術マニアにはとても評価の高い
滋賀県のMIHO美術館を設計している。
貝律銘は、アメリカ在住、本年89歳。
世界遺産登録庭園でもある獅子林の最後の園主の子息である。
父君は貝律銘を財務のエキスパートに育てるべく
アメリカに留学させたのだが、ご本人は建築の道を志した。
2002年、春雨煙る4月に、
国内第一級の建築ならびに文物の専門家の招聘を受け、蘇州に帰郷。
貝律銘はその時、「人生最後の、しかも最難関の挑戦」として、
わが「娘」を送り出すつもりでと語り、故郷の博物館の設計を承諾した。
博物館新館の落成日を、2006年10月6日中秋節に決定。
中国人が一家団欒集い、
満月の趣を楽しむ節句を「娘」の嫁ぐ日と選んだ。
2006年9月末、開館落成式15日前に、アメリカから150人余りの関係者を伴い帰郷。
早めの帰郷の理由を、笑って答えて曰く、
「娘の花嫁衣装をきれいに整えて出してやらなきゃいけないからね。」
自ら一つ一つの展示室、庭園などの
色合い、仕上がり、清掃の状況を丁寧にチェックした。
■平江地区に「古韻今風」を添える博物館新館
蘇州博物館のある東北街は、古来蘇州のお屋敷街の中心。
蘇州博物館新館が開館されるに伴い、拙政園から、臨頓路までの
東北街は、蘇州で3番目の歩行者専用路となった。
博物館新館は、大きく分けて、中央ホールと庭園部、
西部主要展示室、東部展示室と行政区の3つの部分からなる。
外壁は蘇州の邸宅を象徴する白壁に灰瓦をイメージさせる、
灰色の石材を屋根、白の壁が、幾何学的に立体構成されている。
内部は天井の木の枠組みから、柔らかな陽光が館内に充満する設計だ。
新館は、合計32の展示室からなり、展示品数は1160点。
主要展示室には、蘇州の地に伝わる発掘品、蘇州市内古塔の国宝、
明時代中国画壇を一世風靡した呉門画派の書画など、
蘇州の特色ある品が常設展示されており、
一つ一つをゆっくり鑑賞できる設計になっている。
さらに図書館、展示品のビデオ紹介ホール、多機能ホール、VIPルーム等が
設けられ、中国語、英語の音声ガイドもある。
■国宝《姑蘇繁華図》、初の帰郷
オープン記念期間に特別展示されている、国宝《姑蘇繁華図》は
ぜひ見ておきたい。
《姑蘇繁華図》は、1759年当時の宮廷画家徐揚が、
当時中国で経済・文化の中心だった清代蘇州城の繁栄の様をつぶさに描いた、
日本で言うなら洛中洛外図。
描かれた人物は1万人余り。当時の最高水準の一幅と言われ、
長らく宮中に秘蔵されていた。それを清朝最後の皇帝溥儀が
出宮する際に持ち出し、その後1949年に遼寧省博物館に収蔵された。
《姑蘇繁華図》は湿度・温度の管理がむずかしく、遼寧省博物館でも
ほとんど公開されておらず、過去に一度だけ海外出展され、
今回は2度目の、他地方での展示となり、
247年ぶりに故郷蘇州に戻ってきたことになる。
<蘇州博物館新館DATA>
総面積:19000u(博物館全体で26500u)
構造:地下1階、中央ホールならびに西部展示室地上2階
中央ホールと庭園部、西部展示室(主要展示室)、
東部展示室と行政執務区の3箇所に大別される。
入館料:20元
開館時間:9:00〜17:00
場所:蘇州市東北街(拙政園西隣)
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◆ 杏本淡ーanpontan ==================================================================== □蘇州博物館新館がオープンして1ヶ月。 やっとオープン当初のにぎわいが、収まってきたかな。。。
オープン後数週間、博物館というより一大観光地化しており(><;)、
1日のゴミの量が大きめのゴミ袋にして100個近かったとか。。
ちょっとほとぼりが冷めてからと、2週間目に初めていきましたが、
展示室や庭でモノを食べる者、
勝手気ままにゴミを捨てる者、
坐る場所に便利なようにと庭の石を移動する者・・・(; ̄ー ̄A
規律を習慣付けられている日本人が見ていると、なかなかハラハラどきどき…
警備員もそれなりにいて、結構まめに注意してるんですが、
無法者が多すぎ、おっつかずってところですね。
食べ物を食堂以外で食べたら罰金じゃ!ってできないかと思うほど。。
デジタルカメラの撮影も、フラッシュなしだとOKなので、
撮影する人がきわめて多くて(含む私^^;)、これがなかなかうっとおしい。
ニュースでさかんに「文明」態度で鑑賞をと呼びかけてましたが、
自主性に負かせてる場合やない、
もうすこし鑑賞のための規制を厳しくしてもよろしいのではってところでしたが、
猫も杓子も組が落ち着いた今は、ちょっとましです。
さて、新館に対する蘇州人の評価はっていうと、
私の周囲のこりこり蘇州人に共通しているのは、
ま、悪くはないが、「蘇州」らしさがない!っていう感想。
蘇州の古典庭園の要素を現代的にうまくアレンジはされており、
十分にすばらしい博物館ではあるのですが、
ややきびしく評価すると、
確かに、どこかなにかものたりない感じがするのです。
あっさり、シンプルすぎるというか、
どちらかというと日本的な趣き、好みに近しいと言うか…。
蘇州の文人士大夫による古典庭園は、北京の皇帝の庭園とは違い
権威を示すための豪華絢爛さは嫌い、淡白な雅が基調なものの、
ひととおりではない、味わいの複雑さがあるんですワ。
「太美(美しすぎる)」は必ずしも最高の美とはいえない。
とは、ウチの蘇州人友達の言葉ですが、
まさしくこの表現が的を得ている感じですね。
しかしなにはともあれ、蘇州にお越しの際はぜひお訪ね下さい。
蘇州の文化、歴史の流れをゆっくりと鑑賞できる趣向になっています。
*上記「蘇州有情」 第117号より、抜粋。 |
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